天才科学者はこう考える 本の感想
天才科学者はこう考える
読むだけで頭がよくなる151の視点
編者 ジョン・ブロックマン
訳者 夏目大、花塚恵
この本はノーベル章受賞者を含む一流の科学研究者たち150人以上の科学エッセイが載っていて、サブタイトルに読むだけで頭がよくなると書いてあるように、読むと今までの考え方が変わるきっかけになります。
僕の場合は、
バニラの香りを嗅ぐと甘味を感じるのはなぜか 感覚の連携
バリー・C・スミス
「味」のほとんどの部分は、口腔香気、つまり嗅覚によって生じていると言っていい。
これを読んで、今まで美味しく作るには五味を突き詰めるといいと思っていたのが、香りがとても大切で他にも見た目、音、食感の五感の大切さを考えるきっかけになりました。
他にも、
科学者は真実を探しているわけではない
誤解されがちな科学者の役割
ニール・ガーシェンフェルド
科学は、発見と改良の繰り返しであり、それが永遠に続いていく。勝利を目指す戦いとは違う。たどり着くべきゴールがあるわけではないのだ。
昔、教わったことが間違っていたとか効果がなかったという研究結果が出てショックを受けることがあったし、新たな結果を信じていいか悩んだりしてた。だけどこれのおかげで、科学の基本は改善と検証の繰り返しと知ると正解探しをして悩んだりすることが減りました。
150人以上の多くのエッセイが詰め込まれているので1人1人に何かしら気づきがあると思います。ぜひ、この本を新しい考えを見つけるきっかけにして下さい。